「ミズキ」を主なホストとするので、その果実周辺を探すと見つかるが、
「強風」の次の日に林縁の葉上に静止している姿を良く見かける。

飼育のツボは、通気の確保にあると思う。
湿度と通気が確保できないと、あっけなく死んでしまう。
「餌」は、春〜初夏は、[ ヒサカキ ] の枝や果実 ・[ ミズキ ] の枝 等
初夏〜晩夏は、[ ミズキ ] の果実 や [ ムラサキシキブ ] の果実 等
晩夏〜初冬は、[ コブシ ] の果実 等。でよく吸汁する。
又、年間を通じ、[ ヒサカキ ] ・[ セイヨウツゲ ] の枝からよく吸汁する。
更に、「生大豆」でも飼育できるようである(私は試したことが無い)。

便利な「飼料」としては、[ アミノ酸入りスポーツ飲料 ] を水で薄めた物
を ティッシュペーパーなどに浸み込ませた物を置いておくと、吸汁する。
他、湿度の維持にも役立つ。

冬越しは、ミズゴケや落ち葉などを飼育ケースに入れ、
温度変化の少ない場所にて管理し、時々湿度を確かめれば良い。

成虫が交尾したら、♀ を、広葉樹の葉と共に、小さな タッパーウェアー
に隔離すると、産卵した経験がある( ex.上記画像 )。
大きな飼育容器で産むよりも確率が高い様な気がするのは私だけかも。

卵はおよそ2週間で孵化するので、適度な湿度を保ち、管理する。
孵化後の幼虫はとても小さいが、
飼育方法は以上の事のスケールダウンです。
小さい故に逃げられない様、この可愛い龜蟲の飼育を楽しんで下さい。

アカスジキンカメムシ
     
Poecilocoris lewisi

赤筋金龜蟲

♀ 成虫の腹側 エナメル質な白色をしている。
「セミの仲間」同様に
腹端の形状で雌雄を見分ける事が出来る。
アカスジキンカメムシは、龜蟲 独特の臭いも強くなく、
また、噴射されても、数十分で消える事が多いようです。
只、手には茶色い色素が残り、手を洗っても1回では落ちません。

  ’04/05/20 16:29 Nikon COOLPIX 880

分 布 : 本州〜九州
環 境 : 林縁部・樹幹
体 長 : 20mm程度
出現期: 4月〜10月
越冬態: 5齢幼虫

孵化 寸前の卵 卵の中に、複眼が見える。            ’08/09/30 21:19 D90+60mm Micro Nikkor

アカスジキンカメムシには、「金緑色」部が「艶消し黒」。「金赤色線」が「艶消し赤線」の型(フォーム)があるそうです。
が、私はまだ画像でしか見たことがアリマセン。是非見てみたいものです。

アカスジキンカメムシの飼育

『羽化』 直後の成虫は [ レモンイエロー ] をしている。          ’05/05/08 11:53 Nikon COOL PIX 880

アカスジキンカメムシ は、5齢幼虫で『冬越し』する。
冬越しは落ち葉の下などで行われる。


画像は、活動開始直前に落ち葉下にて見つけた、5齢幼虫

                         ’08/04/11 GX100

to L : 幼虫は、鳥の糞に擬態している。と、言われる。         ’08/05/04 5齢幼虫 GX100
to R : 幼虫の腹側                              ’08/09/07 5齢幼虫 GX100 with 魚露目8号

飼育下の別個体
脱皮後、時間経過と共に体色がのってくる


         ’08/09/20 17:45 GX100
        

自宅にて飼育中の幼虫 
4齢から5齢(終齢)への「脱皮」 


           ’08/09/29 20:51 GX100

[ ハンノキ Alnus japonica ] の葉上にて集合している、2齢幼虫         
                              ’08/09/03 16:22 石神井公園 D200+SIGMA150mmMacro

孵化した幼虫は一定期間、卵殻の周りで固まって過ごす。この固まり全体の直系は、略 1.3cm 程度。
                                    ’08/10/02 04:31   D90+60mm Micro Nikkor

飼育中の ♀ 個体が、小さなタッパーウェア―内
の「エノキの葉」に産卵している。
卵はおおよそ、12卵前後を産みつける。


’08/09/22 18:02              GX100