Diary 2019. 1
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1月1日 (火)  ウスバフユシャク

今年は三が日が出勤なのデスガ、仕事帰りに「県立 三ッ池公園」へ寄って「撮り初め」をしてきました。
イツモの様に杭廻りです。。。
マズ居たのは・・・・・[ クロオビフユナミシャク ] の♀個体です。
2019年の「撮り初め」は [ クロオビフユナミシャク ] でした。
で・・・・・[ クロオビフユナミシャク ] ♀個体は、3個体を見ました。
続いて、[ ウスバフユシャク ] の♀単個体です。コーリングをしていました。
あ・・・・・『今日の蟲』は、【 ウスバフユシャク <i>Inurois fletcheri</i> 】 です。
交尾ペアーを見つけました。元旦から交尾ペアーとは縁起がヨイです。。。

その後、合計6ペアーを観撮。
たかが1時間の間に6ペアーです。自己最多記録です。
月齢が影響しているのか。と、思いましたが・・・・・今日は特別な月齢デハナク・・・・・
しかも・・・・・晴れてはいるけれど、月は雲に隠れています。。。

6ペアーを見たのですが・・・・・♂が翅を立てているシーンが撮れず・・・・・
皆、灯りに警戒して翅を下げ・・・・・メイトガード姿勢です。。。
中には、画像の様に最初からメイトガード姿勢のペアーも居ました。

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1月2日 (水)  ムラサキツバメ

『今日の蟲』は、【 ムラサキツバメ <i>Narathura bazalus</i> 】 です。
昨年暮れに掲載した個体とは別個体の様です。
コチラの個体には、「尾状突起」が2本。揃っています。
動物園内にある神社の [ クマザサ ] に止まりました。
翅を閉じているトコロをスナップ。。。
そして・・・・・手を翳して影を作り、翅を開いてもらいました。

私が子供の頃の図鑑には、
確か・・・・・近畿地方よりも西に生息している旨記してあったように覚えています。
温暖化と共に、食樹である [ マテバシイ ] が「街路樹」として植えてある事。
から、勢力を広げていったと思われているようです。

私が最初に捕まえたのは、2004年10月の事でした。
当時、植木屋だった私が [ マテバシイ ] の剪定をしていて、出てきたのです。
その時は、マサカ 【 ムラサキツバメ 】 が居る。とは思っていないので、
「随分と黒い [ ムラサキシジミ ] だ。」と、思ったものでした。。。

ムラサキツバメ <i>Narathura bazalus</i> 鱗翅目 シジミチョウ科  
神奈川県 川崎市  OLYMPUS Tough TG-5 + FD-1


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1月3日 (木)  チャバネフユエダシャク

正月三日。三ヶ日勤務も終わったので、仕事帰りは「県立 三ッ池公園」へ。。。

『今日の蟲』は、【 チャバネフユエダシャク <i>Erannis golda</i> 】 です。
ヤッパリ、【 ゴルダ 】 が居てくれると嬉しいモノです。。。
昨年までの10数年間・・・・・何故、見られなかったのか???
トモアレ、一気に正月気分を盛り上げてくれます。。。

今日の個体は、杭を繋ぐロープにぶら下がってイマシタ。
この大きさの『蟲』は、他に居ないのでスグニ 【 ゴルダ 】 と分かります。
天を仰ぎ、その場に腰を落としてしまいました。。。

チャバネフユエダシャク <i>Erannis golda</i> 鱗翅目 シャクガ科 神奈川県横浜市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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1月4日 (金)  ナミスジフユナミシャク

『今日の蟲』は、【 ナミスジフユナミシャク <i>Operophtera brunnea</i> 】 です。

杭と杭を結ぶロープにぶら下がってイマシタ。
特徴的な、腹部の輪状紋が見えます。

本種は、もともと 【 ナミスジフユナミシャク 】 であったが、♀の前翅長の大小や交尾器
等から、[ オオナミスジフユナミシャク ] と [ コナミスジフユナミシャク ] に分けられた。
しかし、中間的な特徴を持つ個体や♂では区別が出来ない事から
一種の個体変異の範疇とみなされ、再び 【 ナミスジフユナミシャク 】 一種に統合された。
という、過去を持つ種です。

今日も、特に小型な♀などもミツケマシタ。。。
また、交尾ペアーは写真のペアーを入れて、3ペアーを見ました。
他には、[ クロオビフユナミシャク ] の交尾ペアーも発見。

ミスジフユナミシャク <i>Operophtera brunnea</i> 鱗翅目 シャクガ科 神奈川県横浜市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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1月5日 (土)  ヒラタアブ幼虫

「県立 東高根森林公園」へ。。。
手すりルッキングを始めると・・・・・マズ居たのが [ チャバネフユエダシャク ] ♂。
そして・・・・・
『今日の蟲(二蟲目)』は、【 フユシャク亜科の一種 Alsophilinae 】 の♀個体。
と・・・・・ソレを捕食する、【 ヒラタアブ類の一種 】 の「幼虫」。

既に【 フユシャクの♀ 】 の「腹部」は縮んでいます。
夜、捕食されたのでしょうか・・・・・
【 ヒラタアブ類 】 の「幼虫」は、「口器」の前を通過する『蟲』に飛びつき捕食します。
その獲物がタマタマ、私の好きな [ フユシャク ] の仲間だったダケです。。。

【 ヒラタアブ類 】 の「幼虫」は、手すりストにはお馴染みの『蟲』デスガ・・・・・
こういったシチュエーションでもないと・・・・・掲載しないと思います。。。
素晴らしき世界を見る事が出来ました。。

フユシャク亜科の一種 Alsophilinae 鱗翅目 シャクガ科  神奈川県 川崎市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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1月6日 (日)  キバラモクメキリガ

「糖蜜トラップ」を仕掛けて5分もしない内に現れたのが・・・・・
『今日の蟲』は、【 キバラモクメキリガ <i>Xylena formosa</i> 】 です。
種小名の 【 <i>formosa</i> 】 は、台湾の旧称ですが、
ポルトガル語で「美しい」の意味もあるそうです。

さて、今年初の『裏山 冬夜蛾』になった 【 キバラモクメキリガ 】 デスガ、
今シーズンの初認は、昨年の11月7日でした。
ソレから2ヶ月。コノ個体も越年した個体でしょう。その割にきれいな個体でしたが。。。

キバラモクメキリガ <i>Xylena formosa</i> 鱗翅目 ヤガ科  神奈川県 川崎市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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1月7日 (月)  チャバネフユエダシャク

[ ナミスジフユナミシャク ] の「交尾ペアー」を発見。
撮る時は、iPhone のライトでも十分なのですが、探す時はチト光量不足。。。

今日は [ ナミスジフユナミシャク ] DAY なのか・・・・・[ ナミスジ ] 多し。。。
それ以外の [ フユシャクガ ] はミラレマセンデシタ・・・・・。

で・・・・・「裏山」へ寄り道。。。
『今日の蟲』は、【 チャバネフユエダシャク <i>Erannis golda</i> 】 です。
「裏山 ホルスタイン」2頭目です。。。

でも、最近は 【 チャバネフユエダシャク 】 の事を 【 ゴルダ 】 と呼んでいます。
【 チャバネ 】 では色気がナイし、【 ホルスタイン 】 では♀しか呼べないし・・・・・
で・・・・・種小名から 【 ゴルダ 】 です。。。

ソウイエバ、昨日・・・・・職場の動物園でも 【 ゴルダ 】 の♂を見ました。
職場内絶滅した。と、思いこんでいたので・・・・・嬉しい限りです。
しかし、職場の動物園では、♀個体を見た事はアリマセン。。。

チャバネフユエダシャク <i>Erannis golda</i> 鱗翅目 シャクガ科 神奈川県 川崎市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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1月8日 (火)  シロオビフユシャク

『今日の蟲』は、【 シロオビフユシャク <i>Alsophila japonensis</i> 】 です。
職場の動物園内には、お寺が一つと神社が2つアリマス。。。
その神社の看板側面にイマシタ。。。
見つけた時は、♂個体も居たのですが・・・・・カメラを近寄らせた時に飛んでしまいました。

今年は、[ ウスバフユシャク ] が少なく、代わりに [ アルソフィラ ] が多く見られます。
只、[ アルソフィラ ] は、【 シロオビフユシャク 】 か [ クロバネフユシャク ] かを
見分けるのにイマイチ自信が持てず・・・・・特徴のヨク出た個体しか・・・・・
で・・・・・【 シロオビフユシャク 】 の特徴(というか、大きな個体)の出た個体だったのです。

いや〜〜〜。[ アルソフィラ ] と分かってから見ると・・・・・
この♀個体も大きな体をしていました。。。

【 シロオビフユシャク 】 は「裏山」には生息していません。
「裏山」から4km しか離れていない動物園には、
【 シロオビフユシャク 】 と [ クロバネフユシャク ] が生息しています。。。

シロオビフユシャク <i>Alsophila japonensis</i> 鱗翅目 シャクガ科 神奈川県 川崎市
OLYMPUS Tough TG-5 深度合成モード

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1月9日 (水)  イチモジフユナミシャク

「朝練」です。
が・・・・・[ ウスバフユシャク ] 交尾ペアー 2ex.
[ ナミスジフユナミシャク ] 交尾ペアー 3ex. が、見られたのみ・・・・・
イマイチな成果でした。。。

で・・・・・帰宅後、朝食を摂り、MyF1♂ を学校まで送った後に・・・・・
市北部 [ ハンノキ ] 林へ・・・・・。
ココは、[ ハンノキ ] 林を [ クヌギ ][ コナラ ] を主とした「雑木林」が囲んでいます。
で・・・・・木道の手すりをルッキング。。。

[ ナミスジフユナミシャク ] が最盛期なのか、♀個体が沢山見られました。
『今日の蟲』は、【 イチモジフユナミシャク <i>Operophtera rectipostmediana</i> 】 です。
ココにも生息していました。今シーズン2頭目です。。。
鮮やかな「エメラルドグリーン」が目を惹きます。
昨年(正確には一昨年暮れ)の「目玉 冬尺蛾」が [ チャバネフユエダシャク ] の♀だとすれば、
今年(正確には昨年暮れから)の「目玉 冬尺蛾」は 【 イチモジフユエダシャク 】 の♀だと云えます。

しかも・・・・・画像に写っている、緑の丸いポツポツ・・・・・
「卵」ぢゃぁナイか???

ソレニシテモ・・・・・両産地共に・・・・・♂個体を見た事がナイ・・・・・
って云うか・・・・・♂個体を未見って・・・・・

「朝練」で行くか?真っ暗で怖いぞ・・・・・

イチモジフユナミシャク <i>Operophtera rectipostmediana</i> 鱗翅目 シャクガ科
神奈川県 川崎市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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1月10日 (木)  アルソフィラ

今日も仕事が終わってから「県立 三ッ池公園」へ寄り道。
杭廻りをスタートしてスグに、[ チャバネフユエダシャク ] の♀を発見。
オヤクソクで小さく「ゴルダ〜〜」と叫び、撮影。
今シーズン5頭目の [ ゴルダ ] です。何頭見ても嬉しい。。。

杭廻りに戻ると・・・・・マダ、[ クロオビフユナミシャク ] の♀個体が頑張っています。
更に、[ ナミスジフユナミシャク ] の♀個体発見。
結局、[ ナミスジフユナミシャク ] の♀個体は、10数頭を数えました。

さて、『今日の蟲』は、【 <i>Alsophila</i> 属の一種 】 の♀個体です。
既に「産卵」を済ませた個体は、この様に「腹」が小さく縮みます。
更に「尾端」の毛束は、「産卵」時に「卵」を保護する為に「卵」を覆います。
その為、毛束も無くなってしまい・・・・・イマイチ残念な姿となります。。。

最近、【 <i>Alsophila</i> 属 】 と [ <i>Inurois</i> 属 ] の♀個体は・・・・・
大きさも違いますが、「胸部背板」の様子が違うのではないか。と思うようになりました。

【 <i>Alsophila</i> 属の一種 】 鱗翅目 シャクガ科  神奈川県 横浜市
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-U + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f2.8 Macro + STF-8

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