Cheirotonus macleayi Hope
     マクレイテナガコガネ
 インド、ネパール、ブータンに分布。


 Cheirotonus gestroi pouillaude
     ゲストロイテナガコガネ
 インド北東部、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム南部に分布。
 ♂の体長は70mm位まで。産地により、バリエーションがあるように感じる(他の種よりも、顕著に)。
 色々な産地を比べてみたい。


 
 ラオス産 Wild 2003 
   
  タイ産 F1 ♀蛹 2002.11.26               タイ産F1♀ 羽化'03.3.8
  
   タイ ウィアン パパゥ産 54mm               左同産地 2004.5.29
  
  ペアリング。♂は♀の上翅会合部を舐めていた。
 
 
  
  南ヴェトナム ダラット近郊産 59mm          左同産地産♀ 2004.5.30
  
 
  

  
  タイ産(左)と南ヴェトナム産(右)の比較です。
  大きさが5mm違うので、体格差は否めませんが、エリトラ(鞘翅)の違いは出ているかな。
  と、思います。タイ産に比べ、南ヴェトナム産は Che.gestoroi の特徴の一つである、
  エリトラのリング模様が少なく、ツヤも少ないです。
  北ヴェトナムに産する、Che.battareli と中間的な感じです。
  南ヴェトナム産は以前、 Che.corompti Pouillaude と、別種扱い(現在はシノニム) 
  されていたのも、ナンダか頷けます。
   
  南ヴェトナム ダラット近郊産 ’04.7.31
  
  同産地、上個体とは別個体。
  この産地は模様が多くなっても、リング状にならないようである。  
                
 
  ssp.lehmanni Baba について

2004年9月23日、大手町の標本市へ行きました。
馬場勝氏のブースにて、Cheirotonus gestroi lehmanni Baba
を記載した再のお話しを伺う事が出来ました。
 
 ESIの図鑑にもあるとうり、産地はミャンマー南部のテナセリムだそうです。
 が、山に囲まれた、ある、スポット的な一角。にしか生息していないとの事。
 付近の山も探してみたが、数100メートル離れただけで、
 基亜種、又は、Che.parryi になってしまった。との事です。
 採集標高は1200m 付近で、基亜種、Che.parryi と比べると、生息標高は低いようです。
 外見的特徴としては、前腕中ほどの刺も、長くなる。とのこと。
 ゲニタリアが確実に基亜種とは違う為、別種として記載しよう。と、思った程だそうです。
 
 この産地の付近は、山間ゲリラの地雷が多く、なかなか近寄れないそうで、
 ご本人所有の3pr、LEHMAN氏所有の2pr、ヨーロッパの個人博物館所有の2pr以外、無いはずだ。 
 とも、仰っていました。
 ミャンマー産なのだから、入手できると、思っていただけに、残念です。。。
 ただ、馬場氏、もしくは、LEHMAN氏が入手する以前のラベルについては、あるかもしれない・・・とも・・・

 又、先日、氏が Che.g.lehmanni
を記載した際の報告文の載った、月刊むし No.317 を購入しました。
 主に、掲載写真からの外見的特徴としては、
 大型個体は
 基亜種に比べ、前胸外縁後角部が湾入する。
 基亜種に比べ、前腕脛節中央の刺状突起が明らかに長い事。
 から、かなり基亜種とは違うイメージを受けます。
 ♀の外見的特徴としては、
 基亜種に比べ、前胸背中央部の光沢部分の面積が小さい。
 (♀前胸背の感じは、Che.parryi 又は、Che.peracanus の♀の様です。)
 
 他に、♂・♀共に、基亜種と比べ、腹側の毛が長い。と、有ります。
 これは、少し、遠隔な産地ですが、同じ Che.gestoroi でも、南ヴェトナム産には見られる特徴です。
 又、♂頭部前角は鋭く尖り、前方に突出する。と、あるのは、
 羽化後間もない、新鮮な個体には見られる特徴で、
 餌を食べる際、徐々に削れて行く物。と、思われます。
 ゼリー等の柔らかいものしか食べない、F1個体や、シーズン始めに入荷した活き虫には
 比較的見られる特徴です。

 以上、私見ですが、イロイロと感じた事を羅列してみました。
 私は、分類が出来る専門家では在りませんので、あくまでも、趣味家としての外見的特徴を
 探す事が出来れば。。。と、思っております。
 これだけ、外見的特徴に基亜種との違いが見られる、ssplehmanni ですから、
 実際に実物を見て見たいものですが、難しいようです。